漢方元気便コラム!No.4
みま薬局
夏の養生は「養心」から
漢方では、季節の変化に順応することにより、末永く健康維持が出来ると言われています。
漢方理論から見ると、夏の暑さが「心」に影響を及ぼし、心疾患が多く見られるようになります。また、精神的な不安やイライラ、脈が速くなり心臓に負担がかかるため、他の病気を誘発させることもあります。
「汗は心の液体(潤い栄養成分)」とも言われ、夏の発汗が多くなると「心」の働きも傷つきやすくなり、動悸、不整脈などが常に現れます。
そのため、夏の養生にもっとも重要なのは「養心(心のケア)」です。
漢方養生では、下記の4つのポイントから「養心(心のケア)」をしましょう。
1、昼寝
夏は日が長いため、体力の消耗がかなり大きくなります。なので、昼頃の一休みは一番よい養心の方法です。また、心臓に持病を持っている方は、もっと心臓のケアを重視しましょう。横にならず、目をつぶって椅子に座るだけでも「養心」の効果が得られます。
2、精神安定
漢方で「心臓」は、五臓六腑の生理活動及び睡眠などの精神活動を司っています。緊張すると「心臓がドキドキする」って言いますよね。精神の安定は、健康長寿の基本条件なので、緩やかな音楽を鑑賞するなど気持ちを落ち着かせましょう。
3、食事
夏は消化機能の減退がよく見られるため、あっさり料理がオススメです。
口内炎、ニキビ、便秘などにならないように、卵黄、魚卵、揚げ物、塩漬けの魚や野菜などは避けましょう。
熱を冷まし、精神安定には、トマト、レタス、ユリ根、冬瓜、ゴーヤ、セロリ、白きくらげ、アロエなどが夏に最適です。お粥に、北海道では特産の小豆を入れるのも、夏の一品(絶品)薬膳ですよ!
4、ツボ養生
手のひらの真ん中、凹んでいるところに「労宮(ろうきゅう)」というツボがあります。親指で、下へ段々と力を入れて押せば、精神的に「落ち着く」効果があります。また、長期間続けて押せば、心臓を強める作用もあります。
今年も元気に夏を乗り越えましょう!
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