漢方元気便コラム!No.1
みま薬局
今月から毎月、「漢方元気便コラム」を発信していきます!
中医学講師の陶惠寧先生監修の元、季節に合わせた養生法などを投稿します。
陶惠寧先生は、「日本中医薬研究会専任講師」「順天堂大学医学部非常勤講師」として活躍されております。
少しでも、皆様の元気をサポート出来ればと思いますので、コラムとして楽しんでいただければと思います。
第1回は、
中国式春養生「春捂」です。
春になると、おしゃれのために、すぐ冬服を片付けて衣替えをする方が多いのではないでしょうか?
中国では「春捂秋凍」との養生古訓があり、今回は春養生の「春捂」を紹介します。
「春捂」は「春、暖かくなっても、冬服をいきなりすべて収納せず、少しずつ減らすべき」との養生法です。「捂(ご)」には(口・耳・鼻・頭・体などを手・布などで隠すように)覆う、(蓋を)かける、閉じ込めるとの意味があります。
中国では自然界に、温める「陽」と冷やす「陰」があり、冬から春に向かう時、「陰」が少しずつ減っていくと同時に、「陽」が次第に回復してきます。
体の「陰消陽長」の変化(経過)は、自然界の移り変わりによって変化します。
11月頃から何か月も冬服を着ていたため、身体の体温調節機能及び環境への適応能力が冬服に合った状態になっており、冬服を着て「陰陽のバランス」が取れている健康的な状態だと言えます。
初春の時期は、「三寒四温(気候がだんだん暖かくなる)」など気温の変化が気まぐれで、身体の体温調節に大きなダメージを与えてきます。身体の抵抗力が低下し、細菌・ウイルスなど外からの邪気(病気を引き起こす原因)が襲ってきたりします。また、暖かい春でも、呼吸器系疾患、冬春に多発な伝染病が発症される恐れがあります。
そのため、春の天気が暖かくなっても、体を温める「陽気」を守るため、しばらくの間は冬服を着て、少しずつ減らすようにしましょう。
食養生では、ネギ、ニラ、にんにくなどがおすすめです。
日常生活では、お風呂などで体を温めて、寒さに侵されないように気を付けて欲しいですね。
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