漢方養生「足のつり」

突然、ふくらはぎに激痛が…。なんて、「足がつる」方は意外と多いのではないでしょうか。足がつることを「こむら返り」とも言いますが、こむらはふくらはぎを指します。
実際は、ふくらはぎだけではなく、足の裏や指、太もも、胸などにも見られます。
また「高齢の方」に発症しやすいですが、「妊娠中の方」「運動中の方」「就寝中の方」にもよく起こります。


足がつる原因は「ミネラルの不足による筋肉の異常収縮」です。
筋肉の収縮及び弛緩のバランスをとっているカルシウムやカリウム、マグネシウムが不足して筋肉が異常収縮を起こし痛みが起こります。

「ミネラル不足」は食事の影響ももちろん大きいのですが、急激な運動や冷え、水分不足、血行不良によっても引き起こされます。
漢方でいうと「気血不足」の方に多く見られます。


また、バナナやスイカには電解質が多く含まれているため「ミネラル不足の方には良い」のですが、「腎機能が低下している方」や「妊婦さん」は注意してくださいね。
私(編集者)が学生の頃、サッカーの試合前のバナナは定番でした(笑)
栄養補給としてだけ食べていたつもりでしたが、知らずに足がつるのを予防していましたね(笑)


「足がつる」と言えば「芍薬甘草湯」ですが、再発しない体づくりのためには「血を補給する漢方」をおすすめします。生活習慣も大切ですよ。


ツボ養生としては、
「湧泉穴」「人中穴」をぜひお試しください。

ミネラルが不足しやすい夏に向けて、コツコツ頑張りましょう！